安泰な人生って何だろう?
安泰な人生を送ってほしいと願うけど、
安泰な人生って何だろうか。
失敗しても私は大丈夫って気がする、とか
なんだか頑張って乗り越えられそう、とか
そういう気分は案外大事だと思う。
子育てには「考える」と「感じる」、両方が大事だけれど、
どっちがより大事なの?といえば
「感じる」
だと思う。
「考える」という行為は「答えを見つける」ため。
「感じる」という行為は「決断する」ため。
2つの行為は違う目的を持っているから。
子育てにはピンチが盛り沢山あって、
待ったなしの決断を迫られる瞬間の連続だから
考えていてなかなか答えが見つからなかったら、
行動するタイミングを逃してしまう。
「考える」より「感じる」を大事にすれば、
もっとずっとアグレッシブに行動できる。
子どもを『感じる』ことに意識を集中させて
感じて、行動する。
子どもは自分のピンチの時、親がそれを感じ取って助けようとしてくれたと分かる。
その判断が間違ったっていい。
「見捨てられなかった。」
っていうのだけで信じられると思う。
「わたしがピンチの時に、お父さんとお母さんは助け舟を出そうとしてくれた。」
っていうことがすごく嬉しいと思う。
子どもから信じられることは親にとっても嬉しいし、
人が信じられることは子どもにとっては心の財産。
「どんなことがあっても乗り越えられそう!大丈夫!」っていう安心感になる。
人生安泰っていうのは、そういう気持ちになれることだと思う。
もりやゆうこ【子育て相談室 根っこのこどもたち】