子育て相談室 根っこのこどもたち

子育てがうまくできないってつらくなったら読んでください。心が軽く、気持ちが楽になります。

まなざしの記憶。。。

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娘が赤ちゃんの時、息子が言った。
 
「ああ、やっと分かったよー。
 ママがどんな気持ちで僕を見ているのかが。
 こういう気持ちなんだねえ。」
 
その言葉を聞いて
すごくびっくりした。

息子が赤ちゃんだった頃に、
わたしも同じことを思ったから。

「ああ、お父さんがどんな気持ちで私を見ているのかが、
 やっと分かった。
 こんな気持ちなんだ。」
 
まなざしの記憶と
まなざしの内側に広がる心の景色とが、
息子の言葉が呼び水となって引っ張り出されてきた。
思い出せて本当に嬉しかった。 
10
年前。言った本人はきっと忘れているんだろうなあ。

 

 

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前前前世は。。。

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小さな女の子は、
凡ての過去を愛しむように言った

「私ね、
嫌な思い出は思い出してもいいんだけど、
良い思い出は思い出したくないのよ。
だって、その時に戻りたくなっちゃうじゃない。」
 
「嫌なことがあってもね、心を今に集中させれば忘れるのよ。
人生は前に進むだけなんだから。」 
 
魂は
傷つかない。
磨けば光る

 

あんたになにがわかるってんだ 」って言いたいこともあるかも。

 

でもね、

来世も人間に生まれるか分からないし、

前前前世、本当はダンゴ虫だったかもしれない。

次に人間やるのは100万年後かもしれないし、

千年先だって人類の存亡危ういかもしれない。

 

今生にもいつか終りがある。

 

だから、

 

凡ての過去を愛しむ。

心を今に集中させる。

 

そうやって、 

リセットしながら、

何とかやっていきたいと

思う。

 

死ぬ一秒前まで

あきらめないで

生きたいと思う。

 

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映画『沈黙‐サイレンス‐』。。。

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先週、映画『沈黙-サイレンス-』を観て

一撃をくらった。

みっしり詰まった羊羹みたいな感動。

 

言葉になったのは

一週間後の今日だった。

 

朝5時、

まどろみの中で

「より多く愛する者が、よりたくさんの愛を受け取る」

と聞こえたような気がして、目が覚めた。

 

どこに視点を定めるかで映画の観方はさまざまあるだろうけれど、

わたしはキチジローを通して、「信じる」という心のありようを見つめた。

 

窪塚洋介さんが演じた隠れキリシタン、キチジローは

何度も何度も何度もご絵を踏む。

「こんなに弱き者の俺のことも、神さまはきっと許してくれる」と信じて。

 

他の誰よりも神の愛を疑っていないように見えた。

キチジローが何度踏み絵を踏もうとも、

その姿は信仰を棄てたのではなく、

彼が、その生き方よりも心のありようを選んでいるように見えた。

 

こんなわたしは愛されるはずがない、と思う罪悪感は

愛を信じること、愛を受け取ることを拒んでしまう。

ありのままの自分自身を受け入れる強さがキチジローにあったからこそ、

神の愛、神に許されることを信じることができたのだ。

キチジローの心から神への愛を奪うことはできなかった。

だから、迷わずご絵を踏むことができたのだと、

そう思えた。

 

心のありようが定まれば、自ずと生き方は見えてくる。

そうであれば、もう迷うことはなくなる。

 

生き方に心を合わせるのではなく

自分の心にふさわしい生き方をしたい。

 

 

「許されている」、「愛されている」

と信じるキチジローの心のありようは

本物の信仰なんだなあと思った。

 

演じた窪塚洋介さんは本当に、本当に、本当にすごい。

 

 

「主よ、あなたは何故黙ったままなのですか。」と

問いかけ続けるロドリゴ神父についてはまた今度。

 

もりやゆうこ 根っこのこどもたち

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