「無理をしない」「頑張らない」のイメージは…
「かっこつけて難しいことをやろうとしてはだめだよ。」
「自分の力の6割でできる、って感じるぐらいのことをやるといいんだよ。」
「無理をしない」「頑張らない」のイメージを、
父はわたしに6割という言葉で示した。
「100点満点なら60点でいいんだぞ。」と。
父は自分でも100を目指さない人だった。
「人生はトントンで上出来。良いことがちょっとでも多かったら万々歳だ。」
「ゆうこは『頑張れば自分はもっと出来るんだ。』って思っているだろうけど、まあやってごらん。頑張っても案外出来ないものだから。」
「悠々と生きるように。」
父がわたしに望んだのはそれだけ。
ただ一つ、それだけを願った父の心を思うと
ぶわーって胸に熱いものがこみあげてくる。
「あなたにとってわたしも、そうでありたい。」と思う。
もりやゆうこ【子育て相談室 根っこのこどもたち】