思春期のこどもたちを信じるには…
10月24日土曜日、Slow Cafe Mahaloさんでのトークライブ『魔の2歳児と中2病?心配ないです、大丈夫』
で、あるお父さんからこういうご質問をいただきました。
「中2病という、さなぎの時に親は子どもを信じる以外の手段を失う、だからそれまでの間に、親が信じてもらえるようになっておくことが大切だということですが、
どうしたら子どもに信じてもらえるでしょうか?」
これはわたしが大好きだった父の姿を見ていて感じたことです。
どのような場面でも保身しないで筋を通す。
そうすると言葉や行動の文脈に乱れが無くなる。
そういう人は信頼できる。
父は巣立ったわたしに、
「年老いた親を心配しないで、ゆうこは自分自身のために頑張りなさい。
お前はこれからを生きていくんだから。」
と言ってくれました。
思春期にさなぎになる時。それは大切な親離れと巣立ちの準備の時です。
大好きなお父さん、お母さんに幸せでいてほしいから
親を心配していると子どもは親離れのタイミングを失って、
巣立ちの時をむかえることができなくなってしまいます。
息子が「お母さん、もう大丈夫だね。」と微笑んで
鳥がはばたいていくように嬉しそうに巣立っていった時、
寂しかったけど、「ああ、何とかやれた。」という深い安堵を覚えました。
信じられる、そういう関係があれば何よりなんだと思います。
もりやゆうこ【子育て相談室 根っこのこどもたち】